テキトー日記

お出かけ感想日記なので不定期更新です。

いつまで経っても僕は僕(君はリスナー)

12月11日(火)

岡まことさんの東京では年内最後のワンマンに行ってきました。
かなりヘビーな4日がかりで3度のライブ!
全て楽しくて素敵なライブとなりました。

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さて!岡まことさんは、私のうるさいツイートを
ミュートせず読んでくださってる方にはおなじみかな?と思いますが、私にはインディーズライブを見るきっかけになった方。

写真はワンマンの時のチケット。
どうしても
7月『〜本題〜外界の性』の時のが見つからなくて、完全には並べられなかった。。。残念。
見つかったらこっそり写真は入れ替えよう(独り言)

岡さんのライブは基本的にギター1本の弾き語り。
このなかなかに、にぎやかなライブの後で私自身の頭の中をリセットするには良い日程になったなぁ、などと思いつつライブに行って、、、
予想以上に頭がスッキリしました。

泣くほどに(笑)

岡さんのライブは私の中ではリラックス出来る場所です。
声と歌に集中してMCで笑ったり、
世界観に納得したり、
比較的穏やかに聴いて帰って、
あとからジワジワと自分と向き合うことが多く、
ライブに行くと感想がともかくうるさくなります。

さて、この日はこの1月から始まった
「毒演会」の最終章『揃えた靴と屋上で』
……らしいな、とクスッとなった。

よく言われる「自分を受け入れる」って、
こういうことかな?と岡さんの歌を聴いていると
感じる時があります。

俯いてしか歩けない、自分のことを好きになれない、いつも自分は人に迷惑かけてる邪魔な存在だと思う。それを否定や方向転換なんて目指さずにそのまま歌う人。だから「この表現、違うか?」と思うとそれも変わっていく。

確か9月のライブで岡さんは「俺みたいなのに元気だしていこーよっていきなり言われても、なんだこいつ?ってなるでしょう?」と笑いながら、そして
「僕はここで、あなたはそこで、それぞれがそれぞれのように頑張っていけたら良いなと...と、言うか、それしか無いなと思ってます、うん。」
完璧に覚えているわけではないですが、
こんな感じのMCがありました。

話が滅茶苦茶に脱線した……


この日、丁寧に丁寧に歌われた『君はリスナー』
聴いていたら

「君はリスナー 僕は落伍者
君はリスナー 僕は欠陥品」
「報われたいと思うことが 時に自分を邪魔して」
「曖昧で無神経な評価軸に断罪されるの」
「売れたら正義で 僕は終身刑

歌詞がビックリするほどドシンと
ぶつかってきました。

ああ、私の辛さって、その場に充満している
ある種の「正義」になれないことなんだな、と...
そして、理不尽だと思う気持ちは自分で感じている以上のストレスと傷になっているだなと...

そんなこと思いつつ、とても「岡まこと」していた(笑)新曲達を聴いていましたが、いちいちこの日はリラックス以上に刺さってきました。

新曲の合間に歌われた『白昼夢』
「転んだら起こして 僕も起こすから」
「何回も何回も足をとられては
マヌケに歩いていく僕らの道で
大丈夫なんだって 君が笑ってて
それが嬉しくなって 泣いてしまうんだな」

とても沁みました。

「忘れたいことばかり」と こぼしたら 涙が出た
歌い出しが何より好きな
『僕らはまだそこにいた』

今日は新曲多かったね。
今までいたディストピアの場所に立って
その上にユートピアを築けたらなと思っていて、
今、居てくれる皆さんもその一部であってくれたら嬉しいなと思ったりしてます。

そんなふうに始まった『ユートピア
「答え合わせなど もうしなくてもいい
悪くないことで 謝らなくていい
もう一人なんて考えなくていいんだね
いつかまた迷ったら
この両手を伸ばしていいかな」

どのタイミングで歌われてもジーンとくる歌なのですが、この日は格別でした。

いつかの自分なら、こうなっていたかな?
でも今は違うから書けた歌。
以前、そういう言葉があった『遺書』
で、この日は本編終了。

アンコールは『メギドの丘』
もし今日が最後の日と言われても、僕は歌うかな?そんな歌です。と……

どこまでも強く優しく響く歌声でした。

「明日がもし最後なら
哀しまないで過ごすよ
僕らが今日も哀しいのは
命がまだ続いてくから」

ライブ後の物販で、今までは我慢出来てたはずなのに、感想を伝えていたら泣けてしまいました。
「弁護人のいない被告席に立って、ずっと大勢に責められるてるみたいな場所で、私はそこまでの悪ですか?と声も出せず裁かれているようで、それが辛いんだなと分かったら、逆に諦めついたと言うか、自分の立ち位置見えて良かったです」

これだけのことを言うのに苦労した。
岡さん、ちょっとビックリした後に「そういう時、ありますよね」と返してくれました。
「頑張って」でも「大丈夫」でもなく、
「そういう時もある」
嬉しかったです。
「ですよね!」って笑えました。


結果、後から考えてみると
こんなにタイミングって合うものか?と思うような
三日間となりました。

ソウルフードさんで、凝り固まって凍りかけていた気持ちというか思考が溶かされた。
moke(s)のライブと何より町田直隆さんの歌声で
溶かされた気持ちと思考が掻き回された。

最後……
岡まことさんの歌声とライブで
濾過された何かが降ってきたというか、
熱を帯びて掻き回されたことで、
自分の中で言葉にならなかった思いや考えが
ボコッと下からはねるように沸き上がってきた。
そんな風になりました。

言うほど、私は「言葉」を求めてライブには行っていないのですが、この三日間に関しては何より「言葉」が、ありがたかったです。
だから、3つまとめてブログを上げたかった。


またお気楽ライブ通いに戻りますがね……笑

岡まことさんの次回の東京でのライブは
2月26日!行くぞ!!


やっと書けた!次は観劇の感想です!!
あと、この方々のライブ、全てスタイルは違えど
力があり、素敵なライブをされます。
興味ありましたら、検索だけでも是非!

岡さんの『アンテッドフィロソフィ』に辿り着いてひっくり返ってください!!

満足!