テキトー日記

お出かけ感想日記なので不定期更新です。

モナルコマキー石川五右衛門異譚ー観てきました

ビックリする程、今更な感想ブログ。
ピウス企画さんの舞台はDVDとして商品化されるため、どこまで書こう?と思っているうちに遅くなりましたが、何とか書いてみます。

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時は2019年。6月26日。水曜日。笑
行って来ました、ピウス企画さんの
『モナルコマキ』
時代劇エンターテインメントと銘打っていただけあって、殺陣の場面が多く、観てるこちらもチカラが入ることしばしば。良い意味で疲れました(笑)

殺陣に強い方は、武器も1人だけ別だったり剣の長さが違ったり、このあたりは予約したのでDVDが届いたらまたじっくり観たいです。(せっかくの良い場面のネタバレにもなってしまいますし)

ざっくりな感想になりますが、
時代劇としてだからこそスっと入ってくる
台詞もあるものだなと思うほど
「現代的」な台詞の数々でした。

でもアレを現代劇として観たら、
どうだっただろう?
ちょっと世相を意識し過ぎだと
感じたかもしれないです。

何よりタイトル『モナルコマキ』が
『暴君放伐論』と言う意味であること、
この言葉が出来た背景、
暴君放伐を許される範囲の「位(くらい)」があったこと、
そもそも暴力は許されるべきではない宗教者にとって
暴君から身を守るためのある種の詭弁であったこと、
驚くほどリンクしていて
あまりの見事さに舌を巻きました。

それで、細川ガラシャまでとは……


元は今まで通り、畑中智行さんを観たくて行きました。
微妙な役柄だなと感じた畑中智行さんが演じた加藤清正
出番は多いとは言えないものの、
善人が行うことが必ず善行では無いこと、
歴史に名を残すだろう人を生きているうちに判断するのは早急だと決めつけて
ある種の思考停止をしていること……
なかなかに頷けない役を
頷けないように演じてらっしゃっいました。
お見事!!


「思考停止」も『モナルコマキ』の中ではテーマの1つだったのかな?(あくまでも私自身の感想です)

行動を起こしているからと言って
「何のため」かを絶えず自問自答して生きるなど
難しいことではありますが……

今回、主演のウチクリ内倉さん演じる石川五右衛門の一世一代の大見得が息をのむほど素晴らし過ぎて、いろいろすっ飛んでしまうのですが、
やはり思考停止を感じさせる場面はあったなと。

それを思えば登場人物が、それぞれの場面で……だからこそ「生きろ」と躊躇いなく叫ぶラストが、もう、もう、もう(ネタバレ注意⚠なので自粛)

もし1つ、あの舞台について突っ込んだ質問をしても良いのなら、五右衛門に感情を爆発させた加藤靖久さん演じる参左衛門の態度、実はどこまでもあくまでも、五右衛門を英雄として、義賊として終いをつけさせるための正に演技だったのでしょうか?
だから憎まれ役のようなことを?
私は己から分かっていて飛び込むのなら、見届けるために、、、、、と思ったのですが、どうなのでしょう?

相変わらず、まとまりが無い(笑)
女性陣の鮮やかな衣装や、そう来たか?と言う人物設定や、書き足りないことだらけなのですが……
誰かDVD買って観たら感想を内緒で教えてください!って布教したい気分です。

最大の感想は
「1回の観劇では足りなさ過ぎた」でした。
当時の背景があったからこその台詞の数々や
登場人物の悩みや苦しみや時には身勝手さすら、
訴えかけるところは
「今、有る、自分」に対してで、
とても刺さりました。

登場人物それぞれに感想はあるのですが(あと細かい場面にも)華麗にネタバレしてしまうので、
我慢できなくなる前にこの辺で……

駄文、失礼しました。
そして何より、素晴らしい舞台、
ありがとうございました○┓

うーん……物足りない。
でもネタバレが、、、、、